ロブ ワルバースの未知なる古都への誘い

2018年3月29日 更新

京都 伝統 匠の技 着物の帯

西陣織とは西陣織とは、多品種少量生産が特徴の、京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物の総称です。昭和51年2月26日付で国の伝統工芸品に指定されました。 西陣の織屋は平安朝以降連綿と続いてきた技術とともに、優れ […]

西陣織とは

西陣織とは、多品種少量生産が特徴の、京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物の総称です。昭和51年2月26日付で国の伝統工芸品に指定されました。 西陣の織屋は平安朝以降連綿と続いてきた技術とともに、優れたデザインのため創造力や表現力への努力を重ねています。 西陣織の特色の一つは先染の紋織物(染色した糸を使って模様を織り出す織物)という点にあります。 従って、織りあがるまでには多数の工程を必要とします。これらの工程はほとんどが分業システムによって専門職の人々の手で行われています。今回はその工程の一部、素材の「切断」をご紹介いたします。

【工程】

商品に傷付かない様に、いらない紙を重ねている

1、柄を織り出す緯(ヨコ)糸となる紙を間に挟み、1㎝あまりの厚さに紙を重ねる。重ねる紙はさまざま。ただ、商品となる紙を傷つけないよう、細心の注意を払う。

刃物が切りやすく紙に入りやすい様に、油を紙に塗っている。

2、重ねる紙の間には油を塗り伸ばす。裁断の際に滑りをよくして刃を守り、切りやすくするため。それは同時に、繊細な織り糸となる商品を守るためでもある。

商品が傷付かない様によりいっそう強い紙を敷いている。

3、重ねる紙がやわらかいものばかりだと、裁断の際に刃が沈み込み、美しい切り上がりにならない。ほかより2~3倍硬い紙を間に挟むことも、長い伝統から生まれた知恵。

全てセッテッングをして、0.3m mに切っていく。

4、商品となる紙が上から15~16枚目に挟まれた、紙の重なりができあがる。ずべてセッテッングできれば裁断機にかける。できあがる糸は0.3mmという細さになる。

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