祇園のど真ん中で、めし処という居酒屋を確立した「山口大亭」その西店の物語
「山口大亭」というめし処が祇園に知れ渡ったのは昭和40年頃。当時まだ目新しかっためし処で、気軽に小鉢や造り、丼ものなどが食べられる、いわゆる居酒屋の走りだった。
町の属性をまったく度外視した明朗会計の客単価に、世の学生や会社員たちが歓喜と酒に酔いしれた。昭和50年、店は東と西に暖簾を分かち、まだ当時では目新しかった京町家を居抜きにしたこの西店も話題となった。その店も女将が切り盛りして早40年、表看板に灯が点れば、小腹を空かした馴染み客が、懐かしいわが家にでも帰るかのように暖簾を潜りにくる。
誰もがお約束のように注文する名物「とろろ鉄火めし」
じっくり寝かせたまぐろの漬けを載せるところが動画には映り込んでいるが、このメニューは馴染みのお約束といえる「とろろ鉄火めし」850円。これに納豆が加わった最強丼もある。カレー風味の「牛すじ肉じゃが」550円もお薦め。カレー風味の「牛すじ肉じゃが」550円もお薦め。
山口西店 (やまぐちにしてん)
- 住所
- 京都市東山区花見小路末吉町西入ル北側374-2
- アクセス
- 京阪本線「祇園四条駅」から徒歩10分
- TEL
- 075-551-2995
- 営業時間
- 17:30~25:00(L.O24:30 )